デートの朝

「ぅにゃー…おはよーナオ君」
「おはよう戀ちゃん。いい天気になってよかったね。」
「ぅん。あ!デートか!天気でよかったー!」
「おとぼけ戀ちゃん可愛いなぁ」
「ぅるさい!もー!」
「さて、お家から一緒に出て、デートでもいいんだけど。今日はなんの日でしょうかー?戀ちゃん分かるかなー?」
「んー…なんだっけー…ボクの誕生日じゃないしー、ナオ君の誕生日でもないよねー?」
「可愛い戀ちゃんに大ヒント!数年前の今日何か大切な事を行なったよ?」
「あー!結婚式!そっか、今日結婚記念日か!最初の一年目から去年まで結婚記念日付近はナオ君が海外に個展開きに行ってて居なかったもんね」
「それについてはごめんね。その代わりって言ったらアレだけどマンション買って同棲しながら学校通えたんだから、許して、ね?」
「ナオ君、結婚するときナオ君が言ってくれた言葉覚えてる?すぐ同棲出来るようにするって。最初の個展でまさか全部売って来ると思わなかったー!」
「戀ちゃんと暮らすのが楽しみで必死だったからねー。いやー買ってくれた人がいい人でよかったよ。お陰でこんな一等地にマンション買えたんだし…って話脱線したね。どうする待ち合わせする?それともお家から一緒に行く?」
「付き合ってたときみたいに待ち合わせしたい〜!おめかしして行くから1時間後に駅前の喫煙所に居て!」
「はいはい、戀ちゃんは仕方ないねぇ。どんな服着て来るのか楽しみに待ってるね。」