娘からのプレゼント

「お母さん、今日はお父さんとココに行ってきて。予約してあるから」
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「お父さん、はいこれ、予約券。駅前にある宝石店行ってこれ渡せばわかるから、お母さんからご飯行こって誘われたら駅で待ち合わせしてね。」
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「あなた、今日はレストラン行きましょう?娘からのプレゼントなんだから精一杯お洒落して、昔みたいにデートしましょう?」
「そうだね、…18時ごろ駅で待ち合わせしようか?」
「わかったわ、また後でね♪」
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「星空が見えるわ。ワインも美味しいわね」
「お、流れ星じゃないか。…そうだ、僕からもプレゼントがあるんだ」
「あら?何かしら」
「今日は結婚30周年だろう?大切なこれを渡したい」
「…あら素敵なネックレスね。つけてくれる?」
「勿論。真珠婚にふさわしいネックレスだろ?仕事で忙しい僕のために娘がリストアップして調べてくれたんだ。」
「いい子に育ったわね。私たちのためにこんな素敵なプレゼントをくれるなんてね。やっぱり私を選んで成功でしょう?」